言葉

日常のひと休みに

2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

清灑

美しいということはどういうことだろう 見た目、外見の美しさ 心の美しさ 飾り立てた美しさ 飾り立てない美しさ 美しさにも色々あるのだろう 美しさってなんだろう 好みだろうか でも気分によって 見える景色は変わるし 美しいと思うものも変わる それほど大…

清か

清かなことは静かなこと そんなふうに感じる 音が澄んで聞こえるということは とても穏やかで静かな状態のような気がする どこかそんな心持ちでありたいと思う時がある そんな心の状態であれたらなと思う時がある そんな時 どんな音が聞こえて来るのだろうか…

千古不滅

永遠にその価値が失われない というものがあるだろうか 価値観というのは人それぞれで 価値基準というのも 時代や国、個人によるところがある 価値とはそういう曖昧なもののような気がする その曖昧なものが 永遠に失われないということがあるのだろうか も…

山紫水明

美しい自然とは平和なときだと思う 自然の美しさを人が壊すこともあるが 自然によって壊されることもある 自然の破壊は 人間の責任ということもあるようだか… とはいえ 雲があれば遠くの美しい山は見えない 川の水も晴れた日の方が輝いて見える 天気も人の心…

まほろば

住めば都 気がつけばそんなふうになっていたこの町 そんなふうになってから見えてくるものがある 大人になってから見えてくることがあるみたいに… まほろば と まぼろし という言葉の響きが似ている気がして まほろばの中にまぼろしを思ってしまう すぐれた …

不夜城

人がのぞんで灯した灯 その灯が消えようとしている 昼の光すらも消えようとしている のぞんだ灯を のぞんだものが消そうとしているのか のぞんだものではなく 群がるものが考えなしに消そうとしているのか 繁栄を極めたものはいつか滅んで行く それは外側か…

月下美人

儚いものを美しいと思うのは 儚いからだろうか… そこにいたるまでが長く 輝くときが一瞬だからだろうか… 輝くときがなければ それは儚くならないのだろうか… 短く美しいときを儚いというのだろうか… …なんだか美しくないものが多くあることが 前提のような視…

逢魔時

昼と夜との境だけでなく境というのは多くある ことの起こりの前後だ ものごとは 起きてみなければわからないかもしれないが 兆しというものはあるものだ それが初めてのことであっても 生き物は危機を察知する能力がある なにかがある その前に生き物が移動…

可惜夜

このままでと思うことは時々ある それでも夜はあける 来てほしい明日もあれば このままでと願う今日もある 変わってほしくない 失いたくない そう思うときがある そして過去にもどれたらなと願う でも人は一方通行にしか生きられない 過去にもどるということ…

揣摩臆測

人は推測する生き物だ そこから様々なものが生まれてきた 人はパンドラの箱 人はビックリ箱 人は無限の泉 …かもしれない 相手の心と同じように 自分の心も推測したなら 自分の心と同じように 相手の心も推測したなら もっと理解できるのだろうか 誰かを想う…

暗黒沈静

光には音がある なんて言ったら、笑われた。 光には熱と光、明るさがあるのは知ってる。 でも、一人ぼっちでいた時に 光がさしたら、周りから音が聞こえた… ような気がしたの。 その時、 あっ、そうか、 光は音があって 暗黒、暗闇には音がないんだって… 静…

静謐

いつになったら穏やかな日が来るのだろう 生きることは… おだやかではないことなのだろうか… それならせめて心の中 自分の内側の世界だけでも おだやかであれたらと思う コーヒーの香りがして… 目の前のこの人が笑っていたら、 私は穏やかでいられるのだろう…

青眼

目というのは本当に様々な表情を見せる 形 大きさ 色 とても変化にとんだところだ 心をうつす鏡と言ってもいい もちろん 心をうつすのは目だけではないけど ただ、 人は表現する生き物なんだ と思わずにはいられない 人は目もそうだが あらゆるところで あら…

一陽来復

今の苦しみがいつまで続くのだろうか… 辛い時や苦しい時はいつもそう思う 本当に悪いことは続かないのだろうか… きっと変わるから続かなくなるのだと思う 変えようとするから別の道ができるのだと思う 何かが続くときは 何かを変えるときなのかもしれない 何…

積善の余慶

因果応報・・・過去における善悪の業に応じて現在における幸不幸の果報を生じ、現在の業に応じて未来の果報を生ずること。 因果律・・・一切のものは原因があって生じ原因がなくては何ものも生じないという原理。 ということがあるらしい では 善い行ないと…

残像

一瞬、何かを感じることはある 何かを見たとき 何かを聞いたとき 突然なんてこともある でも、その多くは すぐに消えてしまうことが多い ただ、そういうことの中に 本当は大切なことがあるのではないかと 思うことがある それがただ消えてしまったことへの執…

華胥の国に遊ぶ

気持ちよさそうに昼寝をする そんな景色はずっと見ていない かつての日本人は 仕事中毒なんて言われていたけど 今でも変わらない…何かの中毒だ かつては闇に怯えたように 今度は夜がなくなれば 空白に怯えているような気がしてならない 流れのはやい川に流さ…

白河夜船

目を開けたまま眠っているようなこともある 人は意識的に周りを遮断できるから… 現実半分 幻想半分 外にしかないものもあり 内にしかないものもある それでも どこか 外も内も繋がっていて どちらにもないものは見えない この頃はそんなふうに思う 10年後 突…

衣擦れ

静かというのは 音がないときだろうか 音が気にならないときだろうか すべては自分の中にある かすかな音が 聞こえるとき 気になってしまうとき すべては自分の心の景色 人は 見たいものを見て 聞きたいことを聞く そんなことを聞いたことがある 動けば音が…

極彩色

それはそうだよね 素から離れて行けば 素というものがわからなくなる わかってもらえない 当たり前じゃん 見えないものなんて 聞こえないことなんて 臭わないものなんて わかんないよ 背伸びは自分のつま先で立てるまで ジャンプは水たまりを飛び越えられる…

生成色

自然の色は美しい 昭和 平成 令和 明治 大正 昭和 昭和の人から見た明治と 令和の人から見る昭和は 同じように見えるのだろうか 幕末から明治へ 大正から昭和へ 昭和から平成へ 平成から令和へ 歴史の教科書のページみたいた 人々の心はどうだったのだろう …

玄 まるで哲学みたいだ 因果律 原因理由原因理由原因理由原因理由… いったいどこまで続くのか 計り知れない そういうものに人は 恐怖を感じたり なんとなく癒やされたりする ただの黒と 色々混ざった黒 人の玄冬はそういうものだろう 人の進化とは 環境に合…

琥珀色

琥珀 今あるこの想いを琥珀にして閉じ込めたなら ずっと先の未来に届くだろうか… 届けたい人のいない未来で 琥珀はひとり輝き続ける ただひとり 誰のためでもなく それを 素敵だと思うか 悲しいと思うかは それぞれだけど 何も思わないってのが正解な気がす…

思案に暮れる

生きている限り悩みはつきない 良い考えが浮かぶことの方が人生においては 少ないのではないかと思うほどだ そもそも良い考えとはなんだろう 良い結果… 自分の都合の良い結果に結ぶついた考えを 良い考えとするなら… 考えが思い浮かんだ時点で 良い悪いはな…

紫苑色

平安時代に名付けられた色は多い きっと その時の季節の色と 人の気持ちをうつしだしているのだろう 日本には四季というものがあって 季節がうつろいゆく だから、というわけではないかもしれないが 季節ごとに 心もうつろいゆくような気がしている 人は 自…

万緑

一面の青 一面の緑 一面の空 一面の新緑の森 人は ただの青 ただの緑 ではなく 青い空 深い緑の森 に癒やされるような気がする ただの色ではなく その色が 何によって出来ているか 何によって見えてるか そういうことが大切なような気がする 木々にかこまれ…

渉猟

書物 文章 文字 を 読む 1つのことをよく知りたいと 思ったり 考えたりする時 そのことだけを調べるより 他のまったく別のことを調べたりした方が よくそのことを理解できたりすることが多い …ような気がする どうしてだろう 求めているものや答えは 自分が…

刈安

特別なものに理由があるように 多くの人に使われるものにも理由がある 生活の中にある当たり前も 最初というのはあったはずで… 長い間続いていることの最初は 特別であったのだろうと思う だから 特別も当たり前も 最初の誰かから始まり今に至る つまり 多く…

秘色

許されなかった色 許す 許さない 誰が決めて、誰にもとめるものだろう はじめから許されないものに 許しを乞う必要があるのだろうか そもそも はじめから許されない 禁止というものは何だろう じゃあ はじめから許されている人というのは 何だろう それは 人…

水に燃えたつ蛍

燃えるためにはエネルギーが必要だ 燃えるものがなければ火は消える 消えるということは 無くなるか、燃えカスになるということだろう 燃え上がる炎が天まで届いたなら 天から雨が降ってくるだろうか それは 乾いた大地を潤すだろうか すべてを流してしまう…