言葉

日常のひと休みに

2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧

いつもの風景

少し前までは 個人の病院はお年寄りの集会所 みたいなこともあって… 病院の待合室の会話なんてのは… 「そういえば、 田中さん今日は見かけないね…。」 「田中さんね、そういえば、 風邪をひいたとかで、今日は病院に行けない、 とか言ってたよ。」 「そうか…

似ていることと同じこと

慣れることと麻痺することは似ている。 朝日と夕日も似ている 誰かにとっての朝日は夕日であり 誰かにとっての夕日は朝日になる。 でも、 1年が終わり 新しい1年が始まるのは誰もが同じだろう そして 新しい年は どうか良い年であるようにと 願ってしまう。 …

断捨離

好きなように会えない人 思うように行けない場所 できないことが多くなった時 断捨離をした。 思ってたより、 捨てるモノが少なかった。 家にいないとならない時間が増えたら 捨てる前になくなってた。 無理においておく必要がなくなってた。 そしたら なん…

ハラスメント王国

ハラスメントは否定から始まる 誰かが言っていた。 日常の中で 不快に思わないことなんてあるだろうか… 不快に思わない 人間ができている人ばかりだろうか… 気分が気持ちが揺れ動かない いつも、どんなときも、冷静 そんな人がどれくらいいるだろうか。 人の…

定義ってなんだろう

嘘… 騙す… 嘘の定義とはなんだろう。 始まりが 事実でなかったことから生まれた感情は 嘘…なのだろうか…。 そこに確かに存在したそれは 始まりが事実でないというだけで 嘘になってしまうのだろうか…。 もしもそうなら この世にあるもの半分くらいは 嘘では…

新しい辞書

クリスマス とりあえず、 1年の終わりに消費を促すイベント。 新年 とりあえず、 前の年の善行や悪行を なかったことにしてくれるリセットボタン。 過去の辞書にはそんなふうに書いてあった。 しかし、 これから辞書には みんなが静かに周りにいる人に ゆっ…

今日はどんな日?

誰かを幸せにすることで、 自分も少しだけ幸せになることがある。 自分が何かを他人に頼ると、 少しだけ不幸になることがある。 望むのが悪い事ではない。 他人に頼る事が悪いわけでもない。 きっと 運命や運のせいにだけして、 そこに自分を存在させないこ…

ピーク

何かのピークってなんだろう… それが過ぎれば下降の一途をたどる。 でも、ピークって何なのだろう。 ピークと決めたり思ったりした瞬間から 何かが変わってしまうのかもしれない。 何かに縛られてしまうのかもしれない。 でも、 ピークというのがあるという…

大安吉日

良い事がある日 悪い事がある日 その日が誰かに決められた カレンダーに記載された その日が誰にでも当てはまるだろうか 自分にとって良いことがあった日 自分にとって悪いことがあった日 それは自分がそう思った日 運という流れがあるのなら、 それが直接影…

遺産相続

人から人へ受け継がれて行くものは… 遺産の価値は… 相続しているものは… 今、自分が持っているものすべてが 自分がひとりで勝手に自然に偶然に 手に入れたものだろうか…。 遺産の価値は… 誰かの、国の、 決めた基準によるものだけだろうか 生活する空間、生…

白い世界の中で

雪がふり 白が大地を覆いつくす… 真っ白になった世界に何も存在しない。 その世界だけでも すべてを覆いつくしてくれたなら… 春になってすべてが生まれ変わるだろうか… それなら… 春になるまでクマ達のように この冬は冬眠してもいいのかもしれない… 美しい…

セーブポイントとリセット

毎日何を思う… 雲に問いかけてみた… ただ風に流されているだけだった。 少しずつ変わって行く景色 急激な変化は 何をもたらすのだろう… そんなときもあるさ 誰が言った言葉に耳を奪われる。 そんなふうに思える世界なら 自然の一部として生きられるのかもし…

触れる

触れる 琴線に触れる これまで人は 形のないものや見えないものにも 触れるという表現を使ってきた。 それは温度であったり感触であったり そういうものが 形のないものや見えないものに 感じられたからだろう… 今、それが失われつつある。 それは社会的な要…

社畜の臣

その男はひたすら働いていた。 会社のためとただひたすら働いていた。 会社が窮地になった時も 朝から晩まで、寝る間を惜しんで働いた。 そのかいあってか、 会社は少しずつ良い方向へと向かっていった。 その男は変わらず会社のために働いた。 その男はどん…

修羅の道

俺は何にも縛られない。 やりたい時にやりたいことをする。 後3ヶ月で大好きなゲームが発売される。 しかし、 どういうわけか人は仕事というのをして お金というのを稼がないと生きていけない。 俺は3ヶ月後に修羅の世界に入る。 そこから3ヶ月は現世に戻っ…

山に登る

知ると新しい世界が見えてくる 目に映る情報と 思い描く想像が世界をつくる。 好きが生まれる と同時に 嫌いが生まれるように… 気づくか気づかないかの違い 正しいとか正しくないとか そういうことじゃない。 良い悪い そういうことでもない。 良いができれ…

矛盾同一

矛盾は矛盾しない。 矛でついて盾で守れて どちらも壊れてしまったら とりあえず、 どちらも役割を果たしたと思える。 生きていれば その状況や環境、気持ちによって 変わることがあるのは当然だ。 最適を選んだとき 環境や状況によっては それが最適になる…

逃げること

逃げること 逃げると楽になることがある 逃げるとほっとすることがある 何かから逃げるということは 何かを一生懸命やってたことだ 何かに一生懸命だったということだ 逃げることは 新しい世界に行くことだ 逃げるということは 変わるということだ 逃げたい…

どうして?お願いは届くの?

「どうして、サンタさんの連絡先も知らないのにプレゼントのお願いができるの?」 「七夕のお願いや 神様へのお願いは どうして届くと思う?」 私は首をかしげるだけしかできなかった。 「人と人は相手の連絡先を知らないと 電話をしたり、手紙を出したりで…

贈り物

誰に何を贈ろう… 好きなあの人には何を贈ろう… 嫌いなあの人には何を贈ろう… 好きな人には目一杯の高価な贈り物 何処の何を贈ろう… 誰よりもいいものを贈ろう…贈りたい …でも、それって… どんなものだろう… じゃあ、嫌いな人には何を贈ろう… みすぼらしくて…

三者三様

よくならない世の中は 自分の思うようにならない世の中だ。 3人の兄妹はそう思った。 その中のひとりはてっぺんを目指した。 他のふたりは世の中をあきらめた。 だから そのうちひとりは 自分の手の届くところだけを 守ろうと思った。 もうひとりは 何かをす…

しいちゃん

美味しい 嬉しい 楽しい 悲しい 寂しい 苦しい 険しい 優しい しいの前に漢字をつけると たくさんの言葉ができる。 しいちゃんは誰とでも仲良しになれる天才だ。 だから しいちゃんのところに行けば 一人ぼっちにはならない。 しいちゃん仲良くしてね という…

目を閉じると見える世界

頭の中にある景色は 目からの情報をシャットアウトした方が、 よく見える。 なんとなくのイメージが目を閉じることで、 見えてきたりする。 文字も目を閉じるとイメージになり それが不思議な景色を見せてくれたりする。 もしかしたら、 眠っていないという…

出世ペン

昔、成人した人へ ペンを贈る文化がありました。 いつの間にか人はペンを持たなくなり、 その文化もなくなってしまいました。 そんな中、 ある国で有名なある筆記具メーカーが、 海をこえて別の国でも成功し、 その国でも有名なメーカーになった、 という話…

空の洗濯機

お空が黒くなってきた。 雲は洗剤、 ゴシゴシ、ゴシゴシ。 雨できれいに洗い流そう。 ザァーザァー、ザァーザァー。 きれいになったお空に虹がかかる お日様に照らされて、 キラキラ、キラキラ。 きれいに乾いたら、 お空が青くなった。 きれいになったお空…

箱街

ずっと昔に思い描いていた世界。 様々な人が様々な形で思い描いてきた世界。 その世界を形づくる人があらわれはじめた。 例えば パラレルワールドみたいな世界 見えない世界が、あるものを使うと見える。 まるでそこに別世界が存在するかのように…。 例えば …

あきらめしか…残らないのだろうか…

何をしても否定されたり、 言われた通りにしても なんの見返りもなかったり、 やってもやっても 何も変わらなかったりした時、 最後に残るのはなんだろう。 あきらめ… もしも、あきらめだったなら 何もせず、ただそれが通り過ぎるのを待つ 何もせず、ただそ…

はかれぬはかり

いのちの重さ 命はどうして重さなのだろう…。 そもそも 形があるのかわからないものを どんなものかわからないものを どうやって はかるのだろうか…。 外の景色を見た時に そこにあるもの全てを 一度に見ることはできないと思った。 …そうか いのちを 重さに…

抗うチカラ

未来に 壊れてしまうもの その未来がくるまでに なおせるようにしたらいい。 その未来が来ない過去を作りだせばいい。 未来がくるまでになら 壊れてしまうものの構造を理解し それと同じ素材をつくり、 壊れてしまったものをとりかえる、なおす、 そういう技…

透明人間の作り方

見えないようにして 機械音の言葉だけを発するようにした。 音が聞こえないようにして 誰でも書ける文字だけを見せるようにした。 全ての細かい表現は削除され 感情1つには1つの表現方法のみがあてられた。 誰が誰だかわからなくなった。 さらに誰もが同じ面…