言葉

日常のひと休みに

白い世界の中で

雪がふり

白が大地を覆いつくす…

真っ白になった世界に何も存在しない。

その世界だけでも

すべてを覆いつくしてくれたなら…

春になってすべてが生まれ変わるだろうか…

それなら…

春になるまでクマ達のように

この冬は冬眠してもいいのかもしれない…

美しいものだけ見て

たくさんのことから逃げて

ただゆっくり眠り、

目が覚めた時、すべてが夢で、

新しい世界になっている。

…でも、

その時に自分は何処にいるのだろう…

居る場所があるのだろうか…

そんなことも気にせず、

すべての人に美しい明日が来るように

この白に包まれた世界に願う…。