言葉

日常のひと休みに

2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

滂沱

雨が降る現象は外側だけだろうか 外は晴れているのに 私の中は雨がふりしきっている そんなことはよく聞く話 外側に出る涙 と 内側に降る雨 外側に涙が出るとき内側はどんな空模様だろう 内側に雨が降るとき外側はどんなふうだろう どうして人は 外側と内側…

月に叢雲花に風

何かを目指すなら 同じところを目指す者は多いだろう 同じところを目指す競争になれば 相手はあらわれるものだ それを、 そういうものとして受け入れ努力するか 邪魔者として足を引っ張るか スクランブル交差点を歩く時 目の前を横切る人は必ずいて 自分もそ…

食指が動く

独占欲 それはなんだ なぜ興味や関心を抱くと それを自分のものにしたいと思うのか それは きっと人が後天的で成長するからだろう 欲しいものがあるのはいいことだ 才能 あの日のそら あの日のことば あの日のきみ あの日のあめ あの日のきもち あの日のじか…

初一念

決心をすることは それほど難しいことではないのかもしれない 覚悟をして それを貫くことが大変なんだと思っていた 迷うことや上手く行かないことが たくさんあるのだから… 決めた 一生懸命そうしてきたら いつの間にか頑固になってた 大切なことは何だった…

恋風

恋心は風のように 自分の意思ではどうにもならない どうにもならないのは 恋だけではないけれど… 風が吹く 誰かの想いが運ばれてるようだ その風が せめて想い人に届けと願う そうでないなら 風よ どうかこの想いを あなたにのせ 風化させ とかしてほしい 風…

揺蕩う

自分の気持ちがわからないってこと あるよね いくつになっても 自分の気持ちがわからないなんてことはある そうだったんだって はじめて気づく気持ち 気づいたけど 知らないふりした気持ち 気持ちと決めたことが 必ずイコールとはかぎらない ゆらゆらは 見て…

風を食らう

強い風に立ち向かう姿は どう映るだろうか 風雨にたえる木の姿に 何を思うだろうか 逃げよう逃げよう隠れよう 逃げよう逃げよう隠れよう 風よりはやく ときよりはやく すべて風化してしまうまで そして気づく ひとりになったその先で 心の安堵と 失ったもの…

糊口をしのぐ

交換転換換える 大地空川海 人は直接触れるものの恵みによって 食事をし、生きてきた 大地がなくなり 空に穴があき 水が汚れ 別のものと別のものとを換えて 本当にほしいものから遠ざかり 何かを維持するために 蜘蛛の巣のように あちこちに何かを張り巡らせ…

秤にかける

損得だけで、すべてを決められたら 得だけで生きて行けるのだろうか 何かと何かを比べるとき 同種のものなら明確にわかるだろう 損得がわかっていても 得を選ばないときがあるのは、なぜだろう 損得の基準がちがうからだろうか 何かと何かを比べるのは どち…

着流し

着流しの似合う人が少なくなった気がする 雨上がりの夕暮れ 夏の夜 美しい後ろ姿 そこにいつも風が吹いていた 歩けば美しい音を響かせ 清々しさを感じさせる 水のように形を必要としない所作 やすらぎはそこにある くつろぎの場面にも 美しさを感じさせる そ…

思い撓む

思い続けるにはエネルギーが必要だ だから、すべてを思い続けることはできない それに縛られてしまうと 他のところへ目が向かなくなる だから、 それでいいよ 続けたければつづけ 続けたくなければつづけなくていい ひとつのことを続けることは 美しく見える…

沈潜

深く深く沈んだ先に 見えてきた自分は どんなですか そのとき あなたの周りには 何が見え 誰がいますか 私は そこで見えたもの 考えたことを 大事にしたいと思う

零落

文化ってなんだろう 芸術ってなんだろう 変化と衰退 新しいものが生まれると 古いものが使われなくなる 新しいものがよくて 古いものがダメなものなのだろうか 人は自分自身が タイムマシーンになろうとしているのだろうか わからないことばかりだ わからな…

乱舞

喜ぶこと 中途半端に喜ぶ 中途半端に悲しむ 中途半端に苦しむ 全てがほどほどなら 辛くならなくてすむのだろうか でも 中途半端に嬉しいは、なんか悲しい 中途半端に悲しいは、少しも嬉しくない それなら 思いきり喜んだ方がいい気がする 中途半端は悲しいが…

忘れてしまうけど…

新しいことや別のことを始めるとき 前のことばかりに目を向けてしまうか 新しいことばかりに目を向けてしまうか どちらかになってしまうことは多い 初心は大事だけど 経験まで どこかへ置いてきてしまう必要はないと思う つまり まったく別の経験であったと…

禍も三年

禍も三年という言葉がある 3年という時が過ぎれば変わる それなら3年をしのげる力を つけておかなくてはならない 3年という時を 長く感じるのか 短く感じるのか それは、人によってちがうだろう ただ、出口が見えれば 少しだけ心安らぐ時もある もちろん 何…

懊悩

悩むことは必要だと思う 1つしかないなら悩む必要はない 悩むということは、 それだけ世界には色々なものがあるということ 心悩ますものが、 全て素敵なことではないだろう それでも悩むということは 自分にとって そのことが大きいということだと思う ただ…

ボク・・・

沈思黙考

考える 答えを見つけることと 考えることは 同じだろうか たくさんある情報の中から これであろうと答えをみつける たくさんある情報をもとに これであろうと新たな答えをつくりだす たくさんの答えの中から これであろうと答えを決める あれこれと迷う 答え…

千思万考

一生懸命にやってきて、 不意にスランプになることがある どうしていいかわからず、あれこれもがく でも、答えは見つからない そのもがき方が 誰かに教わったわけでもなく 自然にそうしていたことが 実は、 すごく正しいもがき方だったりすることがある もち…

迷夢

よくわからない、だからイライラする 先が見えない、だからイライラする そんなものかもしれない わからないというのと、 迷っているというのは、 似ている気がする わからないというのも 迷っているというのも 何かが見えない、 何かが見えていない、 そん…

遅疑逡巡

優柔不断 世の中って、そんなに全てに白黒つけなきゃならないことばかりなのかな… 失敗したくないから迷うのかな 大切なことだから迷うのかな そんなことばかり考えたりしてる 決めたくないこと 決める必要のないこと ちがう 決めないのじゃなくて、 決めて…

亡羊の嘆

たくさんの価値観を知れば たくさんの考え方が生まれる それが、1つの大きな真理に近づく 手助けになることもあれば あれこれと迷うことの種にもなる 人は自分が思っているよりずっと 自分が本当に求めているものが何かを知らない そんなふうに感じることは…

切歯扼腕

いつからだろう怒らなくなったのは もちろん、時々はイラッと、 ムカつくことはあるけど、 怒るということとは違う気がする むしろ、 ちょっとしたことでイライラすることが増えた いつからこんなに小さいことに こだわるようになったのかな… いつからか 目…

冠を曲げる

顔を見せずに非難する 顔を見せずに否定する 形のない刃は悪意 形のないもので形あるものをこわす まるでゲームのようで楽しい? まるで自分がゲームマスターになったようで すべて裏で自分が操ってるようで… ただの 承認欲求 欲求不満 誰が誰に対しての不満…

青天の霹靂

その日は久しぶりの外出だった。 店内はそれほど多くの人がいるというわけではなかったので、欲しいもの以外も見ようとゆっくりとまわった。 そんなふうにして、私が下の方にある商品をしゃがんで見ていると、男の子が近寄って来て、私と同じようにしゃがん…

憂国

人あっての国か 国あっての人か 国力とは… 人は国につくすべきか 国は人のためにあるのか 危機に直面したときそんな疑問が思い浮かぶ 国とはなんだろう 人が集まれば国ができ 国がなくなれば人がいなくなる 国というのは大地、土地だろうか 同じ価値観を持つ…

浮き立つ

漠然としていたものが… 少しずつ見えてくる 知る 本当の知るは理解するだろうか… 何かが見え、わかってくると楽しくなる 勉強が良い例かもしれない わからないから、やめてしまうけど わかるようになると、 楽しくなり、続けられる 知識欲 ただ、 本当に知る…

きれい事

きれい事を願うことは、いけないことだろうか 世の中が 生きることが きれい事じゃないからこそ きれい事を願ってしまう きれい事を願うことは どこか、甘いことなのだろうか それなら きれい事は必要ないことなのだろうか 誰かが 別のものから目をそらさせ…

花氷

記憶を氷づけにして そのままとどめておきたい 記憶を氷づけにして そのままどこかへ追いやってしまいたい 記憶を氷づけにして そのまま映画のスクリーンのように 外から見ていたい いつか氷がとけて その中身を取り出したとき 少しも色あせていないその記憶…