言葉

日常のひと休みに

着流し

 着流しの似合う人が少なくなった気がする

 

 

雨上がりの夕暮れ

夏の夜 

美しい後ろ姿

そこにいつも風が吹いていた

 

歩けば美しい音を響かせ

清々しさを感じさせる

 

水のように形を必要としない所作

やすらぎはそこにある

 

くつろぎの場面にも

美しさを感じさせる

 

そんな姿はもう

あの日の夕暮れ