2020-12-18 社畜の臣 その男はひたすら働いていた。 会社のためとただひたすら働いていた。 会社が窮地になった時も 朝から晩まで、寝る間を惜しんで働いた。 そのかいあってか、 会社は少しずつ良い方向へと向かっていった。 その男は変わらず会社のために働いた。 その男はどんな時も 会社を裏切らず、 会社のために人生を捧げた。 ある時 そんな男が仕事で小さなミスをした。 これまでの疲れが 溜まっていたのかもしれない、 少しだけ気を抜いてしまったのかもしれない。 すると、 会社はその男の首をきった。