言葉

日常のひと休みに

社畜の臣

その男はひたすら働いていた。

会社のためとただひたすら働いていた。

会社が窮地になった時も

朝から晩まで、寝る間を惜しんで働いた。

そのかいあってか、

会社は少しずつ良い方向へと向かっていった。

その男は変わらず会社のために働いた。

その男はどんな時も

会社を裏切らず、

会社のために人生を捧げた。

ある時

そんな男が仕事で小さなミスをした。

これまでの疲れが

溜まっていたのかもしれない、

少しだけ気を抜いてしまったのかもしれない。

すると、

会社はその男の首をきった。