触れる
触れる
琴線に触れる
これまで人は
形のないものや見えないものにも
触れるという表現を使ってきた。
それは温度であったり感触であったり
そういうものが
形のないものや見えないものに
感じられたからだろう…
今、それが失われつつある。
それは社会的な要因や
世界に起きている現象にもよるだろう。
でも、
人は人であるもので構成されている。
人は人でないものからはつくられていない。
そのことを忘れてしまえば、
人であることを失う。
人であることはなんだろう…。
ゆっくりと考える時間は必要かもしれない。
何か大きなものを失ってしまう前に…。