極彩色
それはそうだよね
素から離れて行けば
素というものがわからなくなる
わかってもらえない
当たり前じゃん
見えないものなんて
聞こえないことなんて
臭わないものなんて
わかんないよ
背伸びは自分のつま先で立てるまで
ジャンプは水たまりを飛び越えられるくらい
それが私にできること
それの何がいけないの
私のできる範囲までが私
洗顔で簡単におとせるまでが化粧
それの何がいけないの
誰かに会うとき少しの見栄をはって
少しだけ自分と不釣り合いかなって人に
恋をして
それの何がいけないの
それでいいじゃん
特殊メイクをしなきゃいけならないような
私なんて求めないで
特殊メイクなんて私ひとりじゃできないの
あぁ
明日は少しだけ綺麗な空が見えるかな…