言葉

日常のひと休みに

華胥の国に遊ぶ

 気持ちよさそうに昼寝をする

そんな景色はずっと見ていない

 

 かつての日本人は

仕事中毒なんて言われていたけど

今でも変わらない…何かの中毒だ

 

 かつては闇に怯えたように

今度は夜がなくなれば

空白に怯えているような気がしてならない

 

 

 流れのはやい川に流されている

 そんなふうに感じる時の流れ

 ゆっくり流れる笹舟が

 流れる景色はもう見えない

 

 

 それなら夢の中でも…と思うけど

その夢すら見ている時間がない

 

 人はまるで

自分自身の時の流れを

タイムマシーンにしようとしてるみたいだ

 

 花はその季節に咲き…散ってゆく

 木々は季節ごとに色を変えてゆく

 

 人も自然の一部なら

他の自然と足並みをそろえてもいいのでは…

と思う…