月下美人
儚いものを美しいと思うのは
儚いからだろうか…
そこにいたるまでが長く
輝くときが一瞬だからだろうか…
輝くときがなければ
それは儚くならないのだろうか…
短く美しいときを儚いというのだろうか…
…なんだか美しくないものが多くあることが
前提のような視点にも思える
どうとらえるかはその人しだい
それでいいと思う
確かなことは確かなことで
そこに存在する、した、ということだ
とるに足らない存在と思うか…
輝きのある存在と思うか…
今はただ、その儚いわずかな存在
1つ1つが大切にされ
存在あるものとして
ちゃんと扱われることを
願うばかりだ…
小さく儚いわずかな存在の1つとして…
たとえ
月下美人のように美しくなかったとしても…