言葉

日常のひと休みに

今だからこそ

お盆のときに故人がかえってくるって聞いた。

 

昨日…

亡くなった大切な人が夢の中にやってきた。

そんなことを話した記憶もなく、まるでそこにホントにいて話をしたみたいだった。

目が覚めると、それが少しずつ薄れて行くのを感じた。

でも、どこか記憶の中に残っているような気がする。

 

亡くなった人が、本当に亡くなるのは、みんなの記憶からなくなった時だって聞いたことがあるけど。

そうかもしれないと思った。

亡くなったはずなのに、もう会えないはずなのに、新たな記憶が刻まれて行く。

それは儚く薄れて行くものかもしれないが、確かにその人との新たな思い出だ。

 

今は生きている人にもなかなか会えない。

でも、だからこそ、失ってしまった大切な誰かと、もし夢の中でも再会できたなら、たくさん話をしてみてほしいと思う。

それが忘れてしまうものであっても、気持ちは残って行くのだから…