主君がオイラの話を書き始めた。
時々おもう、主君にオイラの声が聞こえているんじゃないかと。もちろんそんなことは絶対にない。
言葉というのはとてつもない情報のメモリーだとオイラはおもう。
主君の中の言葉の情報とオイラの中の言葉の情報が一致することがあるんだ。
言葉というものは、それだけで意味を持っているけど、それ以外の情報もとてもたくさん含んでいるのだ。その意味以外の情報において、同じ情報を持っている人がいる。それは、その言葉の持つイメージだったり、経験だったり、言葉で説明できない情報だ。その情報が同じであった時、その相手を身近に感じるのではないだろうか。