言葉

日常のひと休みに

穏やかな日に

日差しが暖かく感じられる晴れた日

風もなく、穏やかな気持ちで1日を過ごす。

窓から見える景色は変わらないのに、

天気によって

見える景色は色を変えるようだ。

そんなふうに空を見ていると

世の中は何も変わってないように思える。

幻想や妄想の世界のように

そこだけは都合よく感じられる。

世紀末の占いには

こんな状況はなかった。

世紀末の滅びの占いよりも世界はきびしい。

戦っているのは 

最前線に立たなければならない人達だ。

どんなときも指揮する側の人達は

最前線から離れた場所にいる。

危機にさらされるのは最前線の人達と

一般市民。

自然のおこす出来事は

人の力のおよぶところではないのかもしれない

しかし、

それが人によるものと入り組んでしまったら

それはどうなのだろうか…

お願いされて

何の見返りもなく聞いてくれる

そんな人がどれくらいいるだろうか…。

人は神様にお願いする時

お賽銭を払う。

人が人にお願いする時は

何の対価も見返りもなくていい…なんて

誰が言ったのだろう…

誰かのためにと自ら動くことはある。

でも、

そこには思いがある。

何もなくて動くわけではない。

人が複雑にした社会は

利害関係というルールがかせられていて

それが、より人を動きにくくしているのか…

いや、

そうではないだろう…

誰のどんな言葉なら人は動くだろうか…

もはや

責任のたらい回しは個人個人という

最小の単位に分配されたのかもしれない…

とるだけとって

責任は放り投げてしまう…

結局は何もかもが幻想であり、

今、目の前に自分の近くにあるものが

現実なのかもしれない…

それなら、この現実を守り

大切にして行くしかないのかもしれない…。