君と出会ってからは様々なものが頭に浮かぶようになった。断片的に書いてはいるけど、まだちゃんとした形にはならない。それでも、ずっと白紙の紙と向き合っていた時間が嘘のように今は白い紙に向き合っている。
そこに刻まれて行く文字は、まさに君と僕の思い出のようだ。
僕は君と出会って決めた、作家になると。なりたいじゃない、なるんだ。
僕が書いたものが世の中に必ず出るとは言えない。それでも、書き続ける、続けたいと思う。いや、言えないではないな、出るようにする、出すのだ、この愛を多くの人に知ってもらうためにも。僕は君に救われたのだから。