言葉

日常のひと休みに

付喪神

なになにの擬人化というのがある。

付喪神という神様がいる。

 

 ずっと長く使っているもの、使われていたものが放つ不思議な空気を感じたことはないだろうか?

 もし、大切に使っているもの、ずっと一緒に時を過ごしてきたものと話ができたら、なんて思ったことはないだろうか?

 

 そういうものに昔の人は付喪神がやどると言い、そういうものを今は擬人化として絵に描いたりしている。そんなふうに思った。

 付喪神をより人に近づけたものを擬人化と言うのかもしれない。

 

 神様にも様々な神様がいて、人がつくった神様もいる。大きな力が人の近くにあって、人の影響を受け、人のようになって行った神様もいるだろう。

 

 昔はもっと神様と人とが近い関係だったのかもしれない。

 

 昔から言われていた付喪神は、

これからの世の中、新たに擬人化として、人々の中に生きてゆくのかもしれない。

 

 それが100年以上の時を経たなら…