言葉

日常のひと休みに

 

ここから見える景色は変わらない

 

ただ、雲が流れてゆくだけ…

 

空の色だけが時間を刻んでゆく

 

流れる雲は何を見ているのだろうか

 

この目だけでもその背に乗せてくれないか

この耳だけでもその背に乗せてくれないか

 

いや

どこかの香りをここに運んでくれないか

 

あなたのように自由に形を変えられたなら

この身もどこへでも行けるだろうか…