言葉

日常のひと休みに

理想の人物に会いに行く

同じ本を2回読むことなんてないと思ってた。

内容は知ってるし、結末もわかってる。

登場人物のキャラクターもかわらない。

 

でも…

ただ1つ変わることがあった。

それは

自分…自分自身が変わるのだ。

その時の気分からはじまり

日常の中で様々な経験をして

人の見方が変わる。

すると、

同じ物語が違う何かを与えてくれる。

そう思うと

今の自分が自分の過去を生きたなら

同じ道を歩いても

違う景色が見えてくるのだろう。

 

それから

もう1つ同じ物語を読んで感じることがある。

それは同じ人物に会えるということだ。

それは物語の人物がある意味において

理想の人物ではないかと思う。

日常の中では

自分も変化するように、他人も変化する。

それはつまり

今日の自分や他人には

2度と会えないことを意味している。

だから

いつまで変わらない人物に会えるのは

ある意味理想だ。

だから

再びその人に会いたくなる気持ちもわかる。

 

そんなことを

考えていると、本というものの中には

様々なものが凝縮されていることがわかる。

 

 


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