言葉

日常のひと休みに

空蝉

 大切な人に触れてしまうと、消えてしまう

という作品があった。

 

 

人のぬくもりは外側にしかないのだろうか

 ならば、

その人を想うと生まれる

この温かさはなんだろう

自分の中から こみあげてくる

この熱はなんだろう

 

 人が人に触れられなくなってしまったら

人のぬくもりはなくなってしまうのだろうか

 

 

 自分の中に生まれた熱と

 相手の中に生まれた熱が

 触れ合うからあたたかい

 

熱は空気を伝う

  大気を伝う

触れ合うのは熱と熱

  熱は伝う

 

つめたくなったものにも…

 

熱は、何処から来るのだろう…