つぎはぎ
想像はツギハギだ。
いっぱいくっつけて、はがして、そんなことをくり返してたら、
いつの間にか
見たことないものになった。
聞いたことないものになった。
触ったことないものになった。
一生懸命だったから
どんなふうにツギハギしたかは覚えてない。
けど、結果はこんなふうにないものになった。
いつの間にか
このつぎはぎが、今度は誰かのツギハギの1つになるのかなんて思ったら可笑しくなった。
つぎはぎを不格好なんて言う人もいるけど、
チェック柄みたいで格好いいと僕は思う。
つぎはぎだからけの僕は好きな人から、少しずつ分けてもらったつぎはぎだ。
だから僕はこのつぎはぎでいいと思った。
僕はボクだけのつぎはぎだから。