炯眼
百鬼夜行、狐狸妖怪
なんて言葉がある。
人に対しては、どちらも悪事を働くことに使われるようだけど…
人にとって、わからないモノが蔓延してしまったときに、妖怪と昔はしていたのかもしれない。
得体のしれないものに、名前をつけたり、形をもたせたり、人の認識しやすいものにすると、少しは安心するのかもしれない。
人にとってよくわからないモノが蔓延するときは、人の心の悪事も蔓延するのだろう。
そんなときに、本質を見抜くには、誰かの決めたルールではなくて、経験により得た知恵なのではないかと思う。
そんな知恵を持つ人は、妖怪にとっては脅威になるのであろう。それならば、我々はその知恵者を守ることが大切なのではと思ってしまう。たくさんの様々な経験を持つ人を奪おうとするなら、その人達を守るべきだし、未来の知恵者を守ることも、これから様々な妖怪と戦って行くには必要だと思う。
今、我々が戦っているのは、そういうモノではないかと思う。
今、世に蔓延る妖怪は、人の悪意により力を得るならば、その悪意と戦うべきである。そして、妖怪の力を弱めてから、妖怪を倒すべきなのだと思う。
ここまで妖怪が世界を覆い尽くしてしまった今は・・・