言葉

日常のひと休みに

残響

残響というわずかなときが好き

 

誰かにドキッとしたあと

不安から安心に変わるとき

 

変化の間にある残響

前と後をつなぐ残響

前と後が交わる残響

 

言葉にできない残響

『またね』のあとの残響

夕暮れ時みたいな残響

きれいで好き

 

 

でも、嫌な残響もある

 

別れの予感

ケンカしたあとの残響

後悔は長い残響

『さよなら』は

悲しみの残響

淋しさの残響

 

けどね

様々な残響が人を豊かにしてゆく